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​自然をもっと身近に

技術や都市が発展すると同時に、森の中で暮らす生き物たちは、私たちの暮らしと遠い存在になってしまいました。

 

森の中に入って山の幸を採る、野原で野草を摘む、川や海で魚を獲る。ちょっと昔なら日常だったことの多くは、今では貴重な体験です。

自然の中で育った獣たちを獲る・革を使う、ということもその一つだと思います。

自分ですぐに何かを獲りに行くことはできないけれど、自然から届いた獣たちの革を通して、彼らが暮らしていた自然を身近に感じてもらえたら幸いです。
 

「獲る」から始まる
「獲る」から始まる作品づくり

ニホンジカやイノシシ、クマは一般的に使われているウシなどとは異なる手触り、質感をもつ貴重な資源です。ですが一般の流通ではないため、直接猟師の方から原皮を仕入れるか、ジビエ革を専門に扱う業者から取り寄せることが一般です。

 

SHISHILABで使っている革は、すべての革を猟師が獲ったシカやイノシシ、クマ皮を直接取り寄せて使っています。

一頭、一頭、猟師が山に入り獲った野生の動物は、牛や豚といった家畜とは違い、それぞれに野生ならではの個性があります。そのため原料である皮も工業製品のように統一した規格とはいかず、その多くが廃棄されています。

​しかしSHISHILABでは、それこそが天然革の個性・魅力ととらえ猟師と協力して、自然の恵を使い切ろうと活動を始めました。日本のそれぞれの地域で活動する猟師から届いた皮を使って、産地の空気と一緒にお届けしていきます。産地の詳しい紹介はHPで随時紹介していきます。

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皮から革へ
皮から革へ 鞣す

動物の皮はそのままだと腐敗して使えないため、革として使えるようにするために鞣す工程が必要です。

SHISHI LABで使用する革は東京にあるタンナー(鞣し工場)で鞣されています。ミモザの枝や幹を粉砕した植物タンニンを使用した鞣しの手法を使っているので、従来のクロム(塩基性硫酸クロム)を使ってなめした革に比べて、鞣す工程の中で自然や人体に有害となる物質が排出されるリスクを最小限にとどめることを実現した、日本エコレザー基準の認証も受けた革となっています。

このラセッテーレザーは、赤ちゃんや敏感肌の人でも安心して使え、また最終的には土に還すこともできる地球環境に配慮した「未来のための革」もと言えます。

 

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​ムラがあるからこそ

野生動物の革には、生きた証である傷や個体差によって現れるムラなどがあります。規格製品であれば、表面の加工や塗装でけしてしまう部位かもしれません。

​しかしこのような傷こそが、SHISHILABでは天然革の魅力だと考えて、あえて良い傷があれば製品に取り入れています。もちろん強度に支障をきたす傷は省き、丈夫な部分を選んでいますのでご安心ください。

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革の個性を活かして

SHISHILABの製品は、全て手作り。

革職人とデザイナーが一緒にこだわったものづくりをしています。

シカ革は柔らかく肌触りの良さが特徴です。イノシシ革は厚みがありしっかりとした手触り、クマ革はシカの柔らかさとイノシシのコシのある革を合わせたハイブリットな質感を持っています。

動物の種類と個体ごとの個性を活かし、野生動物の革を丁寧に、生命に感謝しながら一点一点心を込めて制作しています。
 

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